【 オムニバス調査/乗り合い調査 】

ゼロスタート・オムニバス 空枠状況

(スケジュール整備中)

オムニバス調査とは

オムニバス調査とは、1調査分の質問票 (通常30問程度) を複数のご依頼主でシェアする "乗り合い調査" のことを言います。1調査分の質問票を数問ごとに分割した 「調査枠」 に対して参画者を募集し、参画者それぞれの依頼内容 (調査項目) を相乗りさせることで調査費用を節約することができます。

簡単な調査を実施したいけれど、予算をあまりかけられない時などに適しています。

【 オムニバス : omnibus 】 は 元々ラテン語の 「すべての人のために」 を意味する語で、そこから派生して 「乗合馬車」 の意に、さらに公共交通機関のバス(bus)の語源になったとされています。 [出典 : wikipedia.org]

調査票は、参画者 (ご依頼主) ごとに個別に持ち寄られたアンケート質問項目+共通質問である回答者プロフィール (基本属性項目) をまとめた 1本の調査票として構成されます。

複数のテーマを含むアンケートになりますため、回答者が違和感を覚えることがないよう、テーマが変わる度にページを切り替えるなど適切な対処を施し、調査票全体の構成 (シナリオ) を編集いたします。

オムニバス調査に向いている調査内容の例

例1 : 1問~3問程度の 「ちょこっと」 したアンケートを低コストで迅速に実施したい。※一般生活者を対象として回答者の条件は不問

例2 : 雑誌・書籍などの出版物やTV番組の構成上、あるいは、企画会議・広報資料・金融機関や出資者 (IR) 向けの資料に、数問のアンケート結果を組み込んで説得力を持たせたい。簡易的なもので構わない一方で、情報の性質上、ある程度データ/回答者の信頼性を担保しておく必要がある。

例3 : 消費者動向の変化や季節変動など、時系列で推移を追う必要がある。数問の簡単なアンケートを一定期間継続して実施したいが、予算はかけられない。

例4 : 本格的なアンケート調査を企画中で、事前に出現率を想定しておきたい。(出現率 : 一般生活者全体に占める特定の条件に合致する人の比率)

オムニバス調査を活用するメリット

複数のご依頼主がそれぞれの質問項目を携えて、1回分の調査票に乗り合いすることにより、コストを圧縮できることが最大のメリットです。

つまり、1社単独で調査を実施する場合は、すべてのコストを単体で負担することになりますが、複数の実施者で行うことにより、そのコストを分散することができます。

いわば・・・
1. アンケートの質問票という 「面」 を分割して相乗り可能に
2. 似通った質問形式であることが多い基本属性項目をパーツ化して共有
といった 2つの側面からオリジナルのアンケート調査を 「シェア (共有)」 することで、依頼者ごとのコスト軽減が可能になります。(⇒ 図1参照)

また、アンケート調査におけるオペレーションフローの中で、個別対応を要する初期の調査企画&終盤の分析~報告書作成を除く中間プロセスを、オムニバス調査によって横断的に統合することで効率性を向上させ、作業工数の圧縮分をサービスご提供価格に還元して、低価格でも十分に対応可能な形を実現しています。 (⇒ 図2参照)

マーケティングの大家フィリップ・コトラーも、その著書 『コトラーのイノベーション・マーケティング』 の中で、オムニバス調査を活用することでコストを節約できるすることに言及しています。

仮に自社が市場を100%独占しているとすると、すべての顧客が自社製品を認知、検討、試行、リピート購入したことになる。 したがって100%独占でない理由は、100%のシナリオを出発点とすると、どこかで顧客を失っているからだ。そしてその理由は、認知不足、検討不足、試行不足、リピート購入不足の四つである。

ただの空論のように聞こえるかもしれないが、実はごく簡単に、あまり費用をかけずに実施できる手法である。データを入手するには市場調査が必要だが、ターゲット市場を代表するサンプルに、四つの質問をするだけでいい。「自社製品を知っているか」、知っている場合 「検討したか」、検討した場合 「試したか」、試した場合 「リピート購入したか」。予算が厳しければ、これらの質問を複数の企業が相乗りで行う顧客調査 (オムニバス調査) に含めれば、コストを節減できる。

出典 : 『コトラーのイノベーション・マーケティング』 第7章 エグゼキュータ

オムニバス調査の流れ

0. あらかじめ質問案をご準備いただくことをお勧めいたします。
1. 質問項目数とスケジュール (空き枠状況) から、ご希望のプランをお選びください。
2. オンラインでお申込みいただくと、空き枠を確保 (仮予約) していただけます。
3. 仮予約確認の上で、担当者より決済方法などについてお知らせをご連絡差し上げます。
4. 質問項目 (質問文&選択肢の原案) を期日までにご入稿ください。
5. 弊社側で、質問項目の校正 及び ウェブ画面の設定に必要な事項を確認いたします。
6. 質問項目の確定後、調査を実施いたします。 ※ ウェブ画面作成→公開処理→回答依頼メール配信→回収管理を含む
7. 開催日の2営業日後に、納品データをメール添付にてご送付差し上げます。

オムニバス調査ご活用時の注意点/よくあるご質問

  • 調査項目やその意図が、相乗りした他社に知られることはありませんか?

    自社の調査項目やその調査の意図が、相乗りした他社に知られることはありませんか?

    市場調査の性質上 及び 守秘義務の観点から、同時に乗り合いされる他の参画者に質問項目が開示されることはありません。また、回収データ&集計結果についても、ご依頼主ごとに該当する調査項目+共通項目 (基本属性) の範囲でのご納品となります。

  • 同時に乗り合いする他社がどのような内容なのか、事前に確認できますか?

    同時に乗り合いする他社がどのような内容なのか、事前に確認できますか?

    前項同様、守秘義務の観点から、同時に乗り合いされる他の参画者の質問項目をご覧いただくことはできません。(質問項目や調査結果が相互に開示されることはございません)

  • 調査対象者を特定の条件に合致する人だけに絞り込むことはできますか?

    調査対象者を特定の条件に合致する人だけに絞り込むことはできますか?

    同一の回答者を対象に調査が開催されるため、調査期間/回答者の構成 (調査対象者の条件と分布)/回答データの基本集計仕様は、いずれも共通になります。

    * 例えば 「首都圏在住の20代女性に限る」 といった独自の条件に絞り込みが必要な場合は、個別調査として承らせていただく形となります。

  • 所定のフォーマットで納品物を作成してもらえますか?

    指定 (独自) のフォーマットで納品物を作成してもらえますか?

    標準サービス内での納品物については、各設問の集計表 (単純集計のみ)、そのフォーマットについては定型 (共通) の仕様となっております。あらかじめ、ご了承ください。

    * 集計仕様&集計表フォーマットのカスタマイズについては、その仕様に応じて、オプショナルサービス (別途料金) として承らせていただきます。

  • オリジナルの質問項目 10問以上、結果も細かく分析したい場合は?

    課題を絞り込みたく、10問を超える設問で、その結果もある程度細かく分析したい場合は?

    オムニバス調査は、簡便的なアンケート調査を安価にご提供することを意図したサービスとなっております。設問ボリュームが多い場合や、詳細な分析が必要な場合は、個別調査として承らせていただく形となります。個別にご相談ください。(初期段階の事前/プレ調査として、オムニバス調査をご活用いただけるケースもございますので、まずはお気軽にお問い合わせください)

{relatednews}

Hot Topics

PLANiDEA リサーチ&コンサルティング総合サービス案内のサイトをオープンいたしました。今後も各種サービスの拡充を進めてまいります。お気軽にご相談ください。

Now Boarding★相乗り募集!

一般消費者へのアンケート調査がさらにお手軽に!一定の設問数を複数社でシェア (相乗り) して実査を走らせるオムニバス調査のご提供を開始いたします。

»»» オムニバス調査ご案内

マルチクライアント調査

特定分野に共通するテーマに焦点を当て、参画者を事前に募集し、市場調査を実施するプロジェクト形式のマルチクライアント調査サービスのご提供を開始いたします。

複数の参画者からの共同出資 (共同発注/共同購入) により調査プロジェクトを実現させると共に、調査作業工数の効率化を図ることで、個々の委託調査と比べた場合の1社あたりコスト負担の軽減も可能になります。

»»» マルチクライアント調査ご案内

Case

[マーケティング発想支援・アイディア発想法] [ビジネスセミナー] [集客支援]
[ビジネス出版企画・編集支援] [白書/パブリシティ調査] [ECサイト]

News Letter

【予告】 『ストレスチェック プログラム』 オンライン ツール スマホ対応 (初期導入費~固定費 無料プラン)